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新興国の金融

世界の金融の中心としてこれまで巨大な影響力を持ってきたアメリカですが、サブプライムローン問題によって多くの証券会社が破綻し、その影響力は大きく下がりました。そこで新興国は、証券取引所を統合するなどして自国の金融市場を大きくして、新たな金融の中心となろうとしています。

2009年時点で、各国の証券取引所の株式時価総額を比較すると、ニューヨーク証券取引所が11兆8380億ドルで、NASDAQが3兆2390億ドル、上海証券取引所が2兆7050億ドル、ユーロネクスト証券取引所が2兆8690億ドルとなっています。これらの比較からはアメリカが依然として強い影響力を持っていることが分かります。

軍事大国-中国

中国の軍事力は年々増しており、世界最大の軍事国であるアメリカに対抗しうる軍事国家となりつつあります。中国の軍事費は2000年以降上昇傾向に有り、特に空母の建造に重点を置いています。中国が軍備を拡大する背景には、周辺の国に圧力をかけて優位に立ち、近海の資源を占有したいという目論見があります。