オイルマネー

産油国であるアラブ諸国には、新興国の経済成長に伴う原油価格の高騰により、世界中から大量のオイルマネーが流れ込んでいます。その為、資金の豊かさはアメリカからアラブ諸国に移ったと言っても過言ではありません。

オイルマネーにより多額の利益が出るようになると、産油国はOPEC（石油輸出国機構）を結成してアメリカの石油メジャーから利益を守ろうとしました。更にアラブ諸国はOAPEC（アラブ石油輸出国機構）という組織を結成して、OPECの活動を一層強化しました。

次世代エネルギー

石油資源を豊富にもち、OPECなどの組織を結成して現代エネルギー分野の主導権を握っている中東ですが、将来的に石油が枯渇することを見越して、次世代エネルギー分野にも積極的な投資を行っています。一例として、アラブ首長国連邦では「マスダール・シティ」という再生可能エネルギーのみで活動する都市の建設計画が進んでいます。